美幌町と弟子屈町をつなぐ国道243号線沿い、標高525mの美幌峠。眼下には、日本最大のカルデラ湖「屈斜路湖」と壮大なパノラマが広がっています。天気が良い日には、知床連山や硫黄山なども見ることができ、北海道らしい絶景が訪れる人を魅了しています。
最近は、雲海スポットとしても人気が急上昇！特に初秋から晩秋にかけての日の出前後、気象条件が合うと一面の雲の合間から太陽が昇り、神秘的な光景に心を奪われます。町ではライブカメラを設置しているので、事前にチェックしてから出かけると確実に雲海に出会えます。キャンピングカーなら、そんなフレキシブルな旅が叶いますね。初日の出スポットとしても知られ、毎年開催の「初日の出フェスティバル」は、たくさんの人たちで賑わいます。
また、美幌峠にある道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」は、スタンプラリー完走者が選ぶ「景色がきれいだと感じた道の駅」に6年連続で1位に輝きました。みごとな眺望をはじめ展望休憩室や名物グルメなどが、旅人たちを優しく迎えています。

美幌峠から美幌町市街へ向かう国道243号線沿い、約2kmにわたって続く白樺並木。白い幹と緑の葉、青空とのコントラストが美しく、北国ならではの情景として「ロマンティック街道」とも呼ばれています。秋の訪れとともに色づき、冬には雪化粧。夕暮れどきには、オレンジ色の光が並木を照らし、刻々と表情を変えていきます。何度訪れても感動シーンに出会えるこの場所は、2019年にリニューアルされた美幌町のカントリーサインにも描かれています。

国道243号線の東へ約600m、国道と並走する町道の路傍にひときわ大きなハルニレがすくっと立っています。高さは23m。ここの地名から「豊富のハルニレ」と呼ばれています。周辺は、起伏のない牧草地や畑地なので遠くからもよく見えます。樹齢は600年を超え、年輪を重ねた凜としたたたずまいが無言のままに時の流れを語っているかのようです。

森林浴をしながら多彩に楽しめる
みどりの村森林公園キャンプ場

山のなだらかな斜面に広がる壮大な森林レクリエーション公園。野鳥のさえずりが響く林を縫うように遊歩道がつながり、キャンプ場をはじめバンガローサイト、遊具、東屋などが点在しています。BBQができるコーナーもあり、たき火をしながらくつろげます。キャンプ用品や食材など必要なものが市街地で簡単に揃うのも半径約3kmのコンパクトシティ・美幌町の魅力。その日の気分で自由な旅スタイルが叶います。森林内のどこかにかかっている巨大な「美幌のれん」を探したり、子どもたちとジャンボ滑り台で遊んだり、キャンプ以外でも自然と触れ合いながら一日中楽しめる公園です。隣接する「美幌博物館」では、土地の歴史、生物・植物について学び、アートを堪能できます。
市街地には郵便局やヤマト運輸センターがあるので荷物の受け取りができ、長期の旅行にも便利です。

温泉施設とバツグンのアクセスで人気
RVパーク

市街地から美幌峠に向かう国道243号線沿いにありながら、周囲には農村風景が広がるキャンピングカー専用駐車場。水道・電源完備で、ペットもOK！隣接する「峠の湯びほろ」は、露天風呂や薬湯風呂も備え、町民にも大人気の温泉施設です。館内レストランの食事もおいしいと評判で、ゆったり旅の疲れを癒やせます。車で5分以内にスーパー、ガソリンスタンド、ホームセンター、コンビニ、飲食店などがあり、オホーツク観光へのアクセスもバツグンです。

山の際まできらめく星々。季節によっては天の川が、蒼い空にくっきりと浮かび、宇宙の大きさを体感できます。特に標高525mの「美幌峠」は、町内で最もきれいな星空が望める場所として大人気。眼下の屈斜路湖と360℃の星空が溶け合い、神秘的な光景に包まれます。他にも「みどりの村森林公園」のわんぱくの砦、古梅ダム付近の森など天体観察にぴったりの穴場スポットもいっぱい！感動的な美しさが、いつまでも目と心に焼き付くことでしょう。