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山本菓子舗さんに行ってみた!「美幌なのにオランダ焼き?3代続く老舗に突撃」
美幌町から違うまちに出張や出かける際に手土産としてお持ちするとお相手の方から「やっぱり美幌といえば『オランダ焼き』だよねぇ!」と、喜んでくださることが多いです。
かねてから”美幌でオランダ?”と気になっていました。今回は『オランダ焼き』を製造販売する『山本菓子舗』に突撃!
▲『山本菓子舗』外観。地元では親しみを込めて”山本さん”と呼ばれています。
『山本菓子舗』は昭和39年創業と50年以上続く老舗。地域の方からもとても愛されているお店です。
出迎えてくださったのは伊藤 枝里(いとう えり)さん。ふんわりとした口調で熱心にお菓子について、また美幌町についてお話くださいました。
伊藤さんは商品の製造・開発・販売を行うパティシエール。『山本菓子舗』は枝里さんのご家族と従業員の方々で営業されています。
お店のショーケースはケーキなどの”生菓子”と日持ちのする”焼き菓子”に分かれており、華やかな和菓子と洋菓子が所狭しと並んでいます。取材中、多くのお客様が来店されておりクリスマスケーキの予約をされる方、お土産に焼き菓子を購入される方が目立ちました。
「『オランダ焼き』は冷蔵で5日間、『クッシーの里』は30日、『美幌羊羹』は90日どちらも常温で日持ちするので手土産に買ってくださる方が多いですね。」
と、伊藤さん。
▲左上から時計回りに 『豚醤(ぶたしょう)まんじゅう』『クッシーの里』『美幌羊羹』『オランダ焼き』
「最近はとても『豚醤まんじゅう』の人気も高いんです!」と、熱く開発の経緯をお話くださいました。
『豚醤まんじゅう』は『美幌豚醤まるまんま』を皮の部分に使用したおまんじゅうです。
豚肉を原料にした珍しい調味料『美幌豚醤まるまんま』は、「びほろ笑顔プロジェクト」が3年かかって開発した”旨味調味料”
▲『豚醤まんじゅう』 ”美幌豚醤まるまんま”を使用した皮の部分の旨味が特徴。
開発のきっかけはまちの様々な業種の方々からのお声かけでした。
「和菓子の定番の”大島”というおまんじゅうからヒントを得ました。大島は黒糖を使用した皮の部分が黒いおまんじゅうなのですが、『まるまんま』を黒糖の代わりにしてみてはどうかなと。」
ご家族と多忙なスケジュールの合間を縫って試作を繰り返し出来上がったのが『豚醤まんじゅう』
『山本菓子舗』を代表するお菓子です。
→『美幌豚醤まるまんま』を含む返礼品はこちら
→『美幌豚醤まるまんま びほろ笑顔プロジェクト』生産者ストーリーはこちら
※『豚醤まんじゅう』は”美幌町ふるさと納税返礼品”に登録されていません。ぜひ、店頭にてお買い求めください。
▲『オランダ焼き』
「『オランダ焼き』は父が修行先からヒントを得て開発したもので、30年を超え愛される商品ですね。『オランダ焼き』の”オランダ”の部分については諸説あるのですが…」
「商品製造時に使用しているオーブンのメーカーが”ナンバン”という名前です。
それが『オランダ焼き』の名前の由来という説もあるのですが、私は”オランダの名産を使った焼き菓子”であることが由来では、と思います。カステラはポルトガルやオランダの南蛮貿易の時に伝来し、オランダにはチーズやバターの乳製品がありその文化と素材を組み合わせたものが『オランダ焼き』になったと考えています。」
伊藤さんの持論を教えてくださいました。
『オランダ焼き』を味わってみるとふわふわのスポンジにサンドされた、バタークリーム、その中にはチーズが混ぜ込んでありとても美味しい!ほのかな塩気がノスタルジックな気持ちを誘う、コーヒーや紅茶と相性の良いとても美味しいお菓子でした。
→美幌町ふるさと納税返礼品『オランダ焼き』ページはこちら
▲『クッシーの里』 サクッホロッとした生地にホワイトチョコレートとアーモンドのキャラメリゼが乗っている。
もう1種類、美幌町ふるさと納税返礼品に登録されているのが『美幌羊羹&クッシーの里セット』
美幌町の名勝『美幌峠』から眺めることのできる日本一の大きさを誇るカルデラ湖の『屈斜路湖』
屈斜路湖では1970年代に正体不明な生物の目撃が相次ぎ、屈斜路湖の名前からその生物は”クッシー”と名付けられ、”クッシーブーム”が巻き起こりました。
そのクッシーブームの頃に”お菓子でも美幌町のPRを!”と伊藤さんの祖父が開発されたお菓子が『クッシーの里』
50年以上愛され続けているお菓子にもかかわらず若い年齢層からの人気が高い、軽い食感の焼き菓子です。
パッケージにデザインされている”クッシー”が少しとぼけた表情なのも愛されお菓子の秘密かもしれません。
『オランダ焼き』の大先輩、『クッシーの里』もぜひ召し上がっていただきたい逸品です。
▲『美幌羊羹』 あっさりとした甘さは美幌町産小豆の美味しさを味わえます。
『クッシーの里』とセットの『美幌羊羹』は、パティシエールの伊藤さんの”美幌の名産品を作りたい!”という気持ちから、既存の『美幌羊羹』をリニューアルし2020年から販売を開始した商品です。
以前は北海道産の小豆を使用していたが、美幌町産の小豆を使用。従来の『美幌羊羹』は一棹が20cm以上の長さと一般的な羊羹の大きさだった商品を、手のひらサイズの羊羹に。
小豆の産地の変更と食べきりサイズへの変更は、伊藤さんと小豆に詳しい業者の方と何度も打ち合わせや試作を経て出来上がった自信作。
販売開始より売れ行きは好調で、美幌商工会議所第4回『令和3年度 びほろブランド認証品』の認証を受け、美幌町の魅力ある商品として認められました。
筆者も登山や自転車に長距離乗る機会には『美幌羊羹』を持参します。大きいサイズの羊羹だと持ち運びやお食事が難しいシーンにも、この大きさの『美幌羊羹』だと大活躍です。持ち運びやすく、かつ程よい硬さと甘さの美幌町産の小豆を味わうことができます。”屈斜路湖”がデザインされ”美幌”の文字が入っている『美幌羊羹』はお土産にもぴったりです。
→美幌町ふるさと納税返礼品『美幌羊羹&クッシーの里セット』ページはこちら
最後に伊藤さんに普段の生活や趣味を聞いてみると、夏場は水泳のコーチとして子どもたちに指導をするためプールに出かけたり、茶道に通っていたり、とてもアクティブ!
お仕事もプライベートも精一杯の伊藤さん、「びほろはのどかでホッとするまち」と笑顔で教えてくださいました。
今回の取材で伊藤さんのお写真を撮らせて欲しいとお願いすると、「取材の時、顔を出していないんです~。ぜひ、お店に会いに来てください!」とのことでした。
お近くの方はぜひお店に足をお運びください。
▲『山本菓子舗』 クリスマスケーキのご予約は店頭のみ受付・12月18日(土)まで
□山本菓子舗の返礼品□
→『オランダ焼』はこちら
→『美幌羊羹&クッシーの里セット』はこちら
有限会社 山本菓子舗
所在地:〒092-0004 北海道網走郡美幌町仲町1丁目116
TEL:0152-73-3445
定休日:不定休
※年末年始の営業時間について
12月30日(木)まで9:00~18:30
12月31日(金) ~15:00
1月1日(土・元旦)お休み
1月2日(日)・3日(月) ~15:00
1月4日(火)以降1月中 ~17:00
※大量にご注文の場合は店頭にてご予約可能です。
(お電話・FAX等での受付はしておりません。)
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