気負い過ぎることなく“ぼちぼち”と
甘い塩トマトをたくさんの人へ届けたい。

トマト生産者

荒木千夏さま
川野美香さま

女性2人で就農し、2009年に「ぼちぼち農場」を起業。2人とも大阪府出身で、もとは同じ会社の同僚だった。北海道に住みたいという共通の想いを抱き、ご縁がつながり美幌町へ。2人で一緒に暮らしている自宅にはパン工房も併設し、栽培している野菜を使用したパンづくりにも取り組んでいる。

プリッとした皮に包まれている甘みと旨味。フルーツトマトに分類されている「オホーツク塩トマト」には、おいしさがぎゅっと凝縮されています。東京で会社員として働いていた女性2人の人生も変えた野菜は、どのように作られているのか、美幌町へやってきた荒木さん、川野さんだからこそ感じる町の魅力などをお聞きしました。

初めてのおいしさ!
というメッセージに感動

一般的な大玉トマトより、ちょっと小ぶり。それだけ、旨味と栄養が詰まっているという「オホーツク塩トマト」。食べた方から「こんなにおいしいトマトを食べたのは初めて!」と、わざわざ住所を調べてお手紙が届いたそうです。
「特に、ふるさと納税返礼品として出荷している塩トマトは、糖度が8度以上のものを厳選しています」(荒木さん)
通常のトマトの糖度は、5〜6度。塩トマトは、フルーツトマトに分類されているほど甘く、香りの良さが何よりの特徴です。

天候によって
毎年、微妙に味が変化

名前に“塩”が付いているのは、オホーツク海の海水から採取した自然塩を畑の土に使用しているからです。
「液体肥料と塩をブレンドして土に与えています。塩分濃度は、舐めてもしょっぱくない程度です」(川野さん)
トマトの糖度を上げるためには、この肥料の調整が難しいそうです。天候によってもリコピン含有量や甘みが大きく変わるため、生産管理にはとても気を遣っています。
「毎年、微妙に味わいが違うので、その年の美幌町を思い浮かべながら食べていただけると、うれしいですね」(荒木さん)。

東京のOLから
農業生産者へ転身

野菜の収穫時期には、朝6時くらいから畑やハウスへ出ているという荒木さん、川野さん。「ひんやりとした空気の中での収穫は、格別な時間です。ちょっと元気がない日でも作業しているうちに気分が上がってきます。作物からパワーをもらっていますよ」と、にっこり。「東京で会社勤めをしていたら、一生知ることのなかった感覚です」。
同僚だった2人は、北海道に住みたいという共通の想いを実現するために、大阪で開催された新規就農フェアへ参加。そこで初めて美幌町を知りました。
その後、体験実習生として町へやってきて、周りの人たちからの熱心な後押しがあって移住、就農を決意しました。

農場の名前に込めた
2人の想い

農業を始めた当初は、「必死だった」と振り返ります。「でも、こうしてせっかく夢を叶えたのですから、これからは自分たちらしく、のんびりやっていきたいですね」。
そんな2人の想いが「ぼちぼち農場」という名前に込められています。ロゴは、荒木さんの恩師である書家が書いてくれました。
塩トマトとの出会いは、2014年。上川農業試験場へ出かけた際に、「これはおいしい!作ってみたい」と、心を揺さぶられました。以来、オホーツクエリアでは珍しい塩トマトの栽培に取り組んでいるというわけです。

女性らしい優しさで
大切に栽培

一般的なトマトは、赤くなってから出荷しますが、ぼちぼち農場の塩トマトは果肉が青い状態で出荷しています。
「追熟を楽しんでいただける作物なんです。お得意さまには発送前の画像を送り、先方からは到着時の画像を頂戴して品質管理に力を入れています」(荒木さん)
追熟によって糖度も上がるのが確認されています。それだけに、出荷時期の見極めがとても難しい。スタッフの教育だけで1ヵ月はかかると言います。
「収穫を手伝ってくれている女性たちは、みんな作物を大切にしてくれています。“おはよう”“元気?”と声をかけ、病気のトマトには“病院に行くかい?”と心配します。そして、出荷のときには“おいしく食べてもらうんだよ”と送り出しています」
女性ならではの優しさで、塩トマトがさらに甘く育っているのですね。

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美幌町